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2016年9月

2016年9月17日 (土)

중국식 룰렛      은희경

중국식 룰렛         은희경

中国式ルーレット   ウンヒギョン

 

白地にブルーのオサレなイラストとデザイン。

中国式ルーレットってのもちょっと謎めいた遊び心が

感じられるようなタイトル。

私がデザインとタイトルだけで選んだ本がコレです。

ウンヒギョンさんの本を初めて読んでみました。

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酒、服、運動靴、カバン、本と写真、音楽。

これらの身近なものを題材として、

この本には6つのストーリーが収められています。

「中国式ルーレット」は1作目。

K氏のバーはシングルモルトのウィスキーだけ出すお店です。

メニューもありません。

まず客に酒の注がれた3種類のグラスを出し、

その中で客が選んだものを提供するというシステム。

価格はどれを選んでも同じです。

超高級なウィスキーを選ぼうと廉価なものを選ぼうと本人次第。

そんなバーに偶然集まった男たちが始めた言葉ゲームが

この本の中での中国式ルーレットです。

幸運か不運か、偶然なのか必然なのか。

 

2作目の「バラの王子」は、スーツがモチーフです。

突然ストーリーの話者が変わるので、ちょっと難しい。

何度か読み直してしまいました。

 

小説ってそうなんでしょうけど、表現力や単語などとても豊かで、

作者の言わんとしていることも考えながら読まなくてはならず、

それをつかみきれていない感があるもどかしさがちょっと残りました。

推理小説とは違うなぁというのが私のごくごく単純な感想です。

(推理小説も文字の奥の作者の想いはありますが、最後に解決という

すっきり感もあるという意味で。)

 

とはいえどれもとてもおもしろいストーリーです。

K文学で、この本がくわしく紹介されてましたので

そちらを見られるのもいいと思います~。

 

そうそう。この本にはステキなグラスが付いてきました。^^

14390688_1310923672280935_285346826^^

2016年9月 3日 (土)

흰    한강

흰       한강

しろい    ハンガン

 

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130ページ程度でサイズもちょっと小さめ、

写真もところどころに載っている、ハンガンの小説です。

60いくつのテーマに分かれ、一見バラバラの話のようですが、

ひとつの長編小説になっています。

ひとつひとつが短めの文章で、詩のようでもあり、

わからない単語をスルーしていくと、章によっては

なんのことだかわからなくなるものもあるかと思います。

その文章の奥に隠れているものを味わい、

感じ取っていく本だな~と思いました。

なんでしょう。生と死に向かい合う内容とでもいいましょうか。

しろいものを通して生を見つめるような、そんな内容でした。

 

私の場合、そのつど辞書を引かないと読み進めませんでしたので

通勤時間での立ち読みはできませんでした。

なので、調へるのにちょっと時間がかかったり、

おもしろいな~と思った単語を少し紹介して終わります~。

유태인 게토     ユダヤ人のゲットー

종아리에 알이 배기다    こむら返りを起こす。ふくらはぎがつる。  

무엇이 두 마리 토끼이고 절구인지  何が2匹のウサギでうすなのか。

(月に、うすをついている2匹のウサギが見えるという話を思い出すまで、意味がわからなく時間がかかったもの)

하얗게 웃는다    白く笑う(日本語では聞かない表現ですよね?けがれのないほほ笑みのようなイメージでしょうか・・)

운주사     雲住寺(運転手の仲間?と思って調べたら関係がなかったという・・・)

 

そうそう。一緒に付いてきた(付けてくれた?)右のノートがステキです^^

어둠의 변호사    도진기

어둠의 변호사 도진기

闇の弁護士     ドジンギ 

 

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主人公はコジン。

以前の判事の職を突然やめ、今は弁護士をしていますが、

コジンは、法廷に出ない弁護士として、

人々から『闇の弁護士』とよばれています。

ある日、ある女性から、一本の依頼の電話を受けます。

家を訪ねると、その赤い家に一緒に住んでいる、

兄の遺言に関する調査依頼でした。

自分が手掛ける仕事ではないと思いながら話を聞いていましたが、

その古くて立派な赤い家に住む人々の、複雑な人間関係、

また、その家に起こった殺人事件の話に興味をいだき、

コジンは調査をしていくことになります・・・・。

 

人間関係が込み入っていますが、それさえ押さえれれば楽しめます。

文章がとてもきちんとしていて、論理的で、調査過程も何度も整理しながら話を進めてくれるので読みやすいかと思います。

殺人事件もありながら、ゲロゲロ・・・・のただただ気持ち悪いシーンもないです。

『闇の弁護士』、シリーズになっているようで、これが1作目。

2作目も気になります~。^^

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