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2016年8月

2016年8月 8日 (月)

『ハングルの歴史』

『ハングルの歴史』

우리 말의 수수께끼・ハングルの謎」の日本語翻訳本です。

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日本語だし250ページだから1日で読めちゃうかな♪

と読み始めたのですけど、10日位かかってしまいました。^^;

 

訓民正音が制定されてから570年。 

私はハングルを文字から学んだので、話し言葉より文字が最初にありました。

だから当然ハングルが昔からあったと錯覚していました。

でもそんな訳はないんですよね。言葉が先にあり、文字は後からできて、

時代と共に変わってきたものなのですよね。

また、話し言葉がすべて文字にできるのが当然だと思っていましたが、

訓民正音が作られる前は、話す言葉と記録する文字が別のものでした。

漢文に口決と呼ばれる補助的な文字を付し、読んでいたようでした。

ですから話した言葉を記録で残すのも非常に大変だったと思われます。

(本の内容が難しくて理解度が低くて申し訳ない^^;)

ですので、文字を読むことは一部の上流階級の者のみができた時代に、

今更ながらハングルの誕生は、皆が読め、また言葉をそのまま記録できるという、

すごい発明だったとわかります。

 

また、すべてのものに名前があるように、ハングルひと文字ひと文字にも名前があります。

それが 기역니은디귿)・・・

先日話題にした、이응미음)・・・などです。

でもなぜ 기역)は 기윽)でなかったのか。

ハングルの名前は、訓蒙字会というものに記されているそうなのですが、

ハングルの名前を漢字の音と訓を借りてきて表記したためのようです。

(Fさん、今回やっと意味がよくわかりました~^^)

 

あと、興味深かったのが、ハングルのローマ字表記に苦労したという部分。

たとえば 바보なら、Pabo  のPa、のbo 

同じなのに P とbになるなど。

 

本の前半は、論文のような難しい言葉や文献名などがいっぱいでしたが、

後半とつぜん雰囲気が変わって、明らかに書かれた人が違うと思われ、(作者名が4人)

語り口調もぐっと読みやすくなりました。

 

翻訳者もおっしゃってますように、韓国語を学習するにあたって、ハングルの名前や順序など知らなくても何の支障もないですが、ハングルそのものや文字についても考えてみるのも楽しいものだと思うようになりました。

とはいえ、やはりハングルがあちこちに出てきますので、日本語とはいえご注意を。^^

탐정은 돌아보지 않는다 이슬기

탐정은 돌아보지 않는다    이슬기

探偵は振り返らない    イスルギ作家

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以前に読んだ、「探偵は死なない」と同じシリーズで、

主人公も探偵トロニックです。^^

ウェブ小説で人気があった本だそうです。

今回の依頼人は、美しい演劇女優プリシラ。

男性遍歴もなかなかの彼女。

ストーカーにおびえるようになり、

トロニックに調査を依頼してきたのでした。

絡み合った人間関係の秘密が少しずつほどけていきますが

それと同時に、何度となく危険な目にあうトロニック。

 

トロニックの世界は良き時代のおしゃれな

洋風の香りが漂うようです

そして、前回にも書きましたが、登場人物の会話が

洒落ていてステキなのです。

少し紹介しますと、

ある日トロニックは、尾行してくる足音を感じ、振り向きます。

そこには巨漢の男が。

巨漢はずっしりとした声で、見下ろしながら

「ヤン トロニック」

「それは俺の名前だが。」

 

またある時は、就寝中に部屋に忍び込んできた人が、

「頸動脈を切られたくなかったらおとなしくしな。」と言えば

「ただじっとしていればいいとはありがたい。

どうせならいつまでじっとしていればいいか

教えてくれたらもっとありがたいんだが。

もう一眠りして起きればいいのだから。」

 

などなど、ニヤッとする会話をしてくれるのです。

 

不思議な能力を持つトロニックと仲間たち。

トロニックの過去には胸がちくっと痛みますが、

すてきな探偵さんがいるほどよい推理の小説でした。

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