탐정은 죽지 않는다 이슬기
北海道もようやく桜も咲き、梅も咲き、私が一番好きな季節です。
私が死ぬときは桜の木の下で、美しさに涙しながら、
幸せだったと思いながら
静かに息を引き取りたいと願っております。(コレ本気)
さて、久々のブログUP。
最近は読書記録となってしまいました。
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탐정은 죽지 않는다 이슬기
イスルギ作家の『探偵は死なない』
主人公はトロニック。人口57万人ほどのビルロント市で、探偵業を営む男性です。
時は、炭酸水が発明されたばかりの頃。ケイタイのシーンなどはもちろん出てきません。
異国のオサレな時代の香りがするような小説です。
それは、トロニックがおいしい紅茶をたしなむ姿からも感じられるよう。
そんなトロニック、ストーリーはいきなり闘争シーンから始まります。
依頼を受けて調査するうち、そんな状況になってしまう訳ですが、
骨が折れちゃったり内臓がどうにかなっちゃったんじゃないの?
ってな場面も盛りだくさんです。
でも、『生きている限り、どんなことも可能』なトロニック。
いろんな闘争シーンも、悪と戦うヒーローのようで痛快です。
そして何よりもトロニックのセリフもかっこいいんだな。
戦いが繰り広げられている中、敵が、弱っているトロニックを見て、
「これ以上攻撃する必要がなくなったな。」と言えば、
トロニックは、ボロボロの状況なのに、
「今日、君から聞いた中で一番うれしい話だよ。」
と、返したりするんです。
どんな危機状況の中でもかっこいいトロニックです。
あと、ある女性のセリフも気に入っちゃったので紹介。
トロニックが真夜中、依頼人救出のためお屋敷に忍び込み、
そこの主人である子爵と闘争を繰り広げるシーン。
子爵がぐったり倒れこんでいるとき、子爵婦人が現れ、
トロニックと大怪我をしている夫を交互に見たあと、こう言います。
「こんな事をさせてしまうくらい私が魅力的な女性だったとは知らなかったわ。」
こういうセリフを言わせちゃう作家さんの事もちょっと気になるところです。
作者の言葉の中にも、『チャンドラーのハードボイルドを敬愛し、
武術が好きで、ファンタジーが好きです。「探偵は死なない」は、
そんな人によって書かれました。』とありますが、
そんなステキな、またまたとてもおもしろい1冊でした。
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